芳賀町立芳賀中学校
帰国を前にお礼の訪問!
在日ウガンダ大使館 公使閣下御夫妻
1999年2月15日(月)10時 宇都宮駅にてキチョー公使ご夫妻・芳賀町アフリカ救済委員会小林さん・大谷津さんと私(智恵)落ち会う。作新学院高等部訪問。船田元副理事長を始め各先生方・生徒の皆さんと会う。
宇都宮市立陽東小学校訪問。校長先生の案内で6年生(約60名)と会う。校長先生からご紹介が有り、キチョーさんよりお礼の言葉を述べた後、質疑応答があり最後に児童全員で笛・ピアニカの演奏を聞かせてくださった。壁には、子供達がウガンダについて調べて、まとめたものが模造紙に書かれ張り出されていた子供達の歓迎にキチョー閣下夫妻も大変お喜びでした。
芳賀町教育委員会 吉永和夫教育長を訪問。
「今日は時間がなくて、全部の学校には回れないので、どうぞ教育委員会の方から皆さんにお礼の気持ちを伝えてください。」とキチョー閣下よりご挨拶があり、それを受けて教育長は「私のところから町の学校機関へは、必ず伝えさせていただきます。」とお話があった。
栃木県立芳賀高等学校訪問。校長先生をはじめボランティア部の皆さんが抹茶で歓迎してくださった。
芳賀中学校訪問。文化祭でアフリカ救援を取り上げてがんばってくださったクラスにてお礼の言葉を述べた。生徒達は間近で見るアフリカ人にびっくりして声も出ないようであったが、全員真剣に話を聞いていた。代表の生徒が英語にて挨拶。流暢な英語にクラスメートもびっくり。
夕刻 芳賀町アフリカ救済委員会にて現地報告会が行われた。
キチョー公使のお話(要約)
「ウガンダの人々を代表して、皆さんの送ってくださっている品物、そしてそれを集めるための行動にお礼を述べさせていただくと共に皆様からの贈り物は、ウガンダの人々に届いていることをお伝えいたします。 本当にありがとうございます。
地球を1つの家だと考えると、その中には、日本という1つの部屋があり又、ウガンダという1つの部屋があります。違う部屋ではありますがその同じ家の人々が扶け合うということは素晴らしいことです。
遠い国ウガンダの人々のことを、思ってくださってありがとうございます。ウガンダにも学校があります。もしよろしければ、その生徒達と何かしらの形、例えばウガンダの子供が日本に来るとか、日本の子供がウガンダに来るとか、交換留学のようなもの、そして交流をしてお互いの国のことを知り合いましょう。
私に連絡をくだされば、いつでもお世話取りをします。ぜひ、ウガンダに来てください。とても良い所です。ウガンダでお会いしましょう!ありがとうございました。」(文責 C.Y)
いただいた感想文
3年6組 大根田 孝
「たすけあったこと」
僕達がしたボランティアは、アフリカの何か役に立つお金の援助や?」?」やピアニカなどを集めて寄付したことです。
募金をしてもらえるようにチラシを配ったりもしました。文化祭当日、たくさんの人たちが僕たちの作った募金箱にお金を入れてくれました。その中には、千円札を入れてくれた人達もいました。僕は少しでも募金してもらえるようにたくさんの人に声をかけました。するとみなさん笑顔で「はい、少しだけどね。」と入れてくれたので、僕は「ありがとうございます。」とお礼をいいました。最後のほうは少し疲れたけど、自分がここまでやれるとは思わなかったし、すごくいい事をしたなと思いました。
ウガンダの大使が僕たちのしたボランティアにお礼をしたいということで芳賀中学校にこられ僕たちの前でお礼を言われました。その時はとても緊張しましたが、とってもいいことをしたと思いました。
3年6組 平野 陽子
「活動を通して」
文化祭という機会を利用して、恵まれない人たちへのお金や文具用品などを集めました。手作りのお菓子をクラスで作り、それを売ったお金を送るという活動をして予想以上に集めることができました。遅くまで学校に残って売るためのお菓子をみんなで作りました。私は料理が上手なわけではありませんが、この時ばかりは一生懸命でした。少しでも買ってもらえるよう、そのお金を送ることができるよう、自分のできる範囲ではありましたががんばることができ、とてもうれしかったです。その甲斐あってか、なかなかの売れ行きで、そのお金を送れました。
ここまでで終わりだと思っていたら、ほんのささやかなものだったお金や文具用品のお礼を言う為に、ウガンダの大使の方が学校に来ると聞いてとても驚きました。あまりこの事に関して実感がわいてこなかった私でしたが、当日に教室に入ってきたとたん、急にうれしくなりました。中学生が文化祭で集めた程度のものでも、相手に喜んでもらえて感謝してもらえるというのが、ちっぽけな私でも役に立てたという事がとてもうれしくなったのです。語学力の無い私では、英語で話している大使の言葉は通訳を通してでなければ理解できませんでしたが、それでも大使の感謝の言葉はこちらに気持ちが伝わってきたような気がします。
私にできる事は限りがあって、それもとても少しだけのものだけど、だれかの役に立てるように、これからもたくさんあるはずの機会を利用して、恵まれない人たちが必要なものを手に入れることができるような資金や、文具などを送ったり寄付したりしたいと思います。文化祭での活動を通して、たくさんの貴重な体験ができました。
3年6組 水田 奈津美
「21世紀を担う若者として」
私たちは文化祭の時に、みんなから、少しづつ募金を集め、ウガンダのみんなに少しでも役に立つように募金をしました。私は、「すごくいいことをしたな。」と思いました。そしたら、ウガンダのすごくえらい人が3年6組の教室に来てくれました。私は、わざわざきてくれてありがとうございましたと思いました。そして、話をしてくださいました。私は、その話をきいて、うれしく思いました。募金をして、本当に良かったなと思いました。世界には、なかなか物を食べられない人がいると思います。それに比べて、私たちみたいに、物を食べられる人がいます。だから、私たちはすごく恵まれない人いに、何かしてあげたいです。ウガンダの大使さんがいっていたことはぜったい忘れないようにしたいです。これから、みんなばらばらになってしまいますが、ウガンダの大使さんがいっていたことを思い出して、助けたいです。
3年6組 知久 由加子
「助け合い」
私たち3年6組は文化祭のクラスの出し物として、ボランティア活動が提案された。私は、もちろん大賛成で、計画をしたり準備をしたりと、わくわくしていた。始めは少し、自分たちのためにやるという感覚があったのかもしれない。けれど、ある日私は、教室の先生の机に置いてあった本を見た。そこには、ガリガリでやせ細り、ハエがたかり、いとおしい瞳でこちらを見ている男の子の姿が映っていた。私は、その写真を見て、始めの考え方でいいのだろうか、と自分に問い掛けた。それから私は考え方が変わった。自分のためではなく、アフリカの人々のために何かがしたいと強く思うようになった。毎日、休み時間や放課後は準備に専念した。あんなにクラスが一丸となって取り組むのは初めてだった。それだけ自分だけではなく、クラスのみんなも、困っている人の手助けをしたいと思っていたんだと思う。そしてやっと文化祭の当日になり、その日は朝早くから用意をはじめた。クラスの女子で作ったクッキーは、思ったよりもあっという間に売れ切れ、募金箱も、あふれるほど集まった。私は、本当にうれしくてしょうがなかった。人のために何かするって、こんなに気持ちよくすばらしいものだと初めて実感した。
大使館の人も言っていた通り、日本もアフリカも、一つの家だと思う。これからも、困っている部屋があったら、他の部屋が手をさしのべ、助け合っていくことが必要だと思う。
3年6組 高野 恵見
「21世紀を担う若者たち」
私達が行ったボランティアは、たくさんの人達に声をかけ募金をしてもらったり、自分たちが一生懸命作ったおかしを発売したりして集まったお金や、そのほか使わない鉛筆やピアニカなどを集め寄付しました。
初めは、ただなんとなく用意などをしてたけど、私達が画用紙に貼った子供達の写真を見ている内に、すごく助けてあげたいと思う気持ちが強くなりました。
そして、3年6組のみんなで募金をしてもらえるように、チラシを各クラスに配りに行ったり、近所の中学生のいない家にもチラシを配りました。是非、みんなに文化祭でボランティアをしていることを知ってもらいたかったからです。
そのおかげもあって募金箱をもって歩いていると募金をしてくれる人がたくさんいました。それに、私達の作ったお菓子も、たくさんの人が買いに来てくれてちょっと混雑してしまいましたが、すべて売れました。
文化祭が終わりに近づいてきて私達は最後まで募金をしてもらえるようにがんばりました。そしてお金を一つに集めている時は、すごいと思うばかりでした。たくさんのお金が集まったからです。みんな最後疲れていましたが、何かをやりとげたという気持ちになりました。3年6組のみんなでよく考えて行動し、とてもよい文化祭になったと思いました。
2月15日にウガンダの大使が芳賀中学校の私達3年6組にお礼をしにきてくださいました。教室に入ってきた時はドキドキしてましたが、大使の優しい顔にちょっと緊張してたれど少し和らぎました。お礼をいわれた時は、「あーいい事をしたんだ。」と実感して、これからも何かボランティアをして、いろいろな人を助けたいと思いました。
3年6組 佐藤 歩実
「私のボランティア活動」
私は、文化祭で募金や鉛筆などを集める活動をして、本当によかったと思いました。誰かの役に立ちたいと思って始めた活動でしたが、初めてということで最初はとまどいもありました。けれども、担任の先生や宮本食堂の人達の助けをかりて、当日では30分もしないうちに、手作りのお菓子は売れて、募金もたくさん集まり大成功でした。そして、その集まったお金は、ウガンダへ送ることになり、とても自分にとって良い事をしたと思いました。
2月15日に、ウガンダの人がお礼を言いに教室に来てくれました。その時に私は、今まで気付かなかったことを教えてくれました。私達よりは貧しいかもしれないけれど、心は私たちよりすばらしいということです。それから、10分程の少しの間だったけれど、私たちの笑顔や心が、ウガンダの人にとどいた気がしました。だから次、合う時には、英語をもっと勉強して、言葉で気持ちを伝えたいと思いました。そして、ウガンダの人が教室を出るときに言った。
「ウガンダでまた会おう。」という言葉で、私たちはもう友達なんだと実感しました。それと同時に、ウガンダに行きたいと思いました。
私はこれからやりたいことは、英語を多く勉強して話せるようになり、ウガンダに行くことと、この経験を活かして、積極的にボランティア活動をすることだと思いました。
3年6組 小林 有希
「21世紀を担う若者達」
私達3年6組は、文化祭で「21世紀を担う若者達」として、募金を集めたり学用品を集めたりしました。そのための準備として1ヶ月前ぐらいから計画を立てて毎日遅くまで全員残り一生懸命に力を合わせてがんばりました。女子は、クッキーやマフィンスイートポテトなどを作り、男子は看板や力仕事などをやりました。みんなで協力して何か1つのことをやるというのは、こんなにも楽しいものなんだなぁと実感しました。また、保護者の人や先生方にも協力してもらって文化祭は大成功に終わり、たくさんの募金と学用品を集める事ができました。私は、すごくうれしくなりました。
そのあと、ウガンダの人がお礼を言いに来ると聞き、「すごい!。」と思いました。教室に入ってきて、ウガンダの人が話し始めると、みんな夢中になって話を聞いていました。ウガンダの人の話を聞いて同じ地球なのにこんなに困っている人がたくさんいるんだなぁと実感させられました。私達のしたことがウガンダの人達にとってこんなにも役に立っていて、喜ばれているんだと思うと、「とてもいいことをしたなぁ。」とうれしい気持ちでいっぱいになりました。
私は、この経験を活かして、これから高校へ行っても救済活動をして、いろいろな国の人から喜ばれるようなことをたくさんしたいと思います。
3年6組 石原 理奈
「私たちにもできること」
「中学生活最後の文化祭だから、何か思い出になることをクラスでやろう。」と、みんなで自主的に動いて計画をしました。最初はただ、お菓子を作って売りたいを思っていただけだったけれど、それだけではだめだということをいわれ、お菓子を作って、それの売り上げ金や募金を集め、それらをまとめて発展途上国へ送ることに決まりました。
計画が決まってからは、それぞれに役割分担して、看板や、値札、パネル作りなどを作り始めました。誰1人としてズルなどせず、帰るのが遅くなっても文句もいわずに、むしろ楽しんで作業をこなしていきました。
そして当日、お菓子が全部売れるか、募金が集まるのかとても不安でした。しかしお菓子は午前中のうちに売り切れ、募金箱を持って校内や校庭を回ると、芳賀中生をはじめ、先生方、一般の方まで協力してくれてとても感動したことを覚えています。その後、集計してみると想像を超えた大きな額が集まったことがわかりました。あのお金の重みは、みんなの心の重みだと思い、とてもうれしくなりました。
昨日、ウガンダ大使代理の人達がお礼に来てくれました。まさかお礼に来てくれるとは思わず、私達のしたことにこんなに感謝してくれるなんて、少し申し訳ない感じまでしてしまいました。
1人1人ができることは小さいけれど、たくさんの人が集まればそれ以上のものができることがわかりました。このことを忘れず、他の人のために動けるような人になっていきたいです。
3年6組 矢口 哲也
「募金活動」
僕たち3年6組では、外国で貧しい子供達に送る募金活動をしました。募金活動は、中学校でのイベント文化祭でやることになりました。文化祭当日、僕は、募金活動をして、お金はたくさん集まるかとても心配でした。でも文化祭がはじまったら、たくさんの人がお金を募金してくれました。お昼を過ぎてもお金は集まり、文化祭が終了して集まったお金を調べるを約7万円のお金はありました。また、ダンボール箱たくさんの鉛筆や消しゴムなどの学用品も集めました。それを、宮本食堂へ持って行き、アフリカのウガンダに送ってもらいました。そして昨日ウガンダの大使の人がこの芳賀中学校3年6組の教室に来ました。そして、ウガンダの大使の人にお礼の言葉をもらい、とても良い事をしたと思いました。
これからも、募金活動があったら、積極的に参加していろいろな人を助けていきたいと思います。
3年6組 福田 浩平
「人類みな兄弟」
「アフリカの子供達を救おう。」このスローガンのもと、僕達は文化祭で募金を集めました。芳賀中学校の先生、生徒、保護者の方々はとても協力的で、かなりの額を集めることができました。
先日、ウガンダの大使館の方々が、僕達が行った活動のお礼を言う為に、わざわざ芳賀中学校に足を運んで頂きました。大使館の方を迎えた時に行った、阿部君のスピーチは、とても素晴らしいものでした。また、大使館の方から頂いたメッセージも、とても心に残るものでした。
今日、日本政府は、発展途上国に資金援助をしています。しかし、有償活動が多いのが現状です。それならば、国ではなく民間で活動をすればいいと思います。僕達が行った活動はとても小さいものです。しかし、みんなが行えば、大きいものになるのだと思います。
僕達3年生は、3月で中学校を卒業し、4月から高校生になります。それぞれ別々の高校に進学するので、もうみんなとこのような活動をする機会は無いと思います。しかし、僕は高校でもこのような活動をしたいです。そして、広めていきたいと思います。同じ地球に住む人間として。
3年6組 広瀬 敦史
「ボランティア」
「ウガンダの大使さんがお礼を言いに来る。」この言葉を聞いて僕は、驚きとうれしさでいっぱいになりました。
昨年の11月、僕達3年6組はクラス全員で中学校生活最後の思い出を作る為に何かやろうということになり、文化祭の時、クラス全員でアフリカの恵まれない子供達を救う為に、募金活動や学用品などを集めてアフリカに送ることになりました。事前からの綿密な計画や、チラシの配布などの呼びかけなどをしました。学用品はダンボール3箱、募金は7万円くらい集まり、それを送りました。
そして昨日、募金や学用品を送ったお礼にウガンダの大使さんが訪れました。クラスの代表がスピーチをしました。スピーチはとてもよく大使さんは喜んでいました。その喜んでいる大使さんを見て僕もうれしかったです。
これからもボランティアを続け、恵まれない子供達を助けていきたいです。
3年6組 綱川 弘人
「ボランティア活動をして得たもの」
僕は今まで文化祭で、特に何もしたことがありませんでした。そういうこともあって、3年の文化祭には、何かクラスでしてみたいと思いました。それで、ボランティア活動をすることに決まりました。ぜんぜんばらばらだった自分たちのクラスがこれをできるかどうか心配でしたが、これを機会にクラスが変えられるのではないかと思いました。
僕達は文化祭前日まで、休み時間や、放課後遅くまで残って文化祭の準備をそれぞれ分担してやりました。こんなにこのクラスがまとまったのは初めてだったと思います。
そして文化祭当日、準備も何とか間に合い朝早くからみんなはりきっていました。僕は募金箱を持っていろいろな所へ回りました。お金の他にも、鉛筆やペンなど文具も集めました。どちらもみんなのおかげでたくさん集まりました。
数日後、ウガンダの大使館からお礼を言いにくると聞いて、すごく驚きました。そして、6時間目の英語の時間に来た時、西崎先生が通訳をしてくれて、それを聞いたとき、すごくうれしかったです。今までも募金をしたことが何回かあったけど、こんなにも本当に世界の人々に役に立っているのだなと実感できたのは初めてでした。
僕は、まだまだ世界には苦しんでいる人がたくさんいることをいつでも心の中に置き、これからも、もっと人々の少しでも役に立つことをしたいです。